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How to Connect to Kali Linux via SSH with X Forwarding

Kali LinuxへSSHでX接続する方法

SSHでX接続を行うことで、リモートのKali Linuxマシン上でGUIアプリケーションを使用することができます。以下にその手順を説明します。

必要な準備

  1. SSHサーバの設定:
    • Kali Linux上でSSHサーバがインストールされ、実行されていることを確認します。
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      sudo apt update
      sudo apt install openssh-server
      sudo systemctl start ssh
      sudo systemctl enable ssh
      
  2. X11Forwardingの有効化:
    • SSHサーバの設定ファイルを編集して、X11転送を有効にします。
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      sudo nano /etc/ssh/sshd_config
      
    • 次の行を探し、コメントを外してyesに設定します。
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      X11Forwarding yes
      
    • 設定を保存して、SSHサーバを再起動します。
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      sudo systemctl restart ssh
      
  3. ローカルマシンの準備:
    • ローカルマシンがLinuxであれば、必要なXサーバがインストールされていることを確認します。
    • Windowsの場合、Xサーバ(例:XmingやVcXsrv)をインストールします。
    • Macの場合、XQuartzをインストールします。

X11転送を使用してSSH接続を行う手順

  1. SSH接続を行う:
    • ローカルマシンからKali Linuxマシンに対して、-Xオプションを使用してSSH接続を行います。
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      ssh -X username@kali_ip_address
      
    • usernameはKali Linuxのユーザー名、kali_ip_addressはKali LinuxマシンのIPアドレスです。
  2. GUIアプリケーションの実行:
    • SSH接続後、Kali Linux上でGUIアプリケーションを実行します。
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      xclock
      
    • これにより、ローカルマシン上にxclockのウィンドウが表示されれば、X11転送が正しく機能していることが確認できます。

トラブルシューティング

  • X11転送が機能しない場合:
    • /etc/ssh/sshd_configX11Forwarding yesが正しく設定されているか確認してください。
    • ローカルマシン上でXサーバが実行されているか確認してください。
    • 必要に応じて、SSH接続時に-Yオプションを使用してみてください。
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      ssh -Y username@kali_ip_address
      

この手順を踏めば、SSHを通じてKali Linux上のGUIアプリケーションをローカルマシンで使用することができます。

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